■■■体重の増えすぎが引き起こすトラブル■■■

　妊娠中の体重の増えすぎは、さまざまなトラブルを引き起こす可能性が高くなると言われています。むくみや、腰痛もひどくなるとつらいですし、妊娠中になりやすい妊娠線や静脈瘤なども、その可能性は高くなります。

　また、深刻なのは、合併症や、難産になる割合が増えてしまうことです。妊娠中毒症がひどくなると、出産前に胎盤がはがれる「常位胎盤早期剥離」や、出産時に痙攣を起こす「子癇（しかん）」を引き起こすことがあります。

　また、皮下脂肪がつきすぎると、陣痛を弱めたり、赤ちゃんの通り道である、お産道が狭くなって、赤ちゃんが出てくる時に苦しくなるとも言われています。

　こうしたことから、体重の増えすぎは、難産を引き起こしやすいと言われています。

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■■■妊娠中の体重増加の目安■■■

　体重を管理する、と言っても、神経質になりすぎる必要はありません。特に妊娠初期のつわり時期は、お腹の中の赤ちゃんは、まだ母体の栄養状態の影響をほとんど受けないと言われています。この時期は、食べたいものや、受け付けるものの偏りも起こりがちですし、栄養や体重のことはあまり気にせず、食べられるものを食べて乗り切りましょう。

　安定期に入る頃には、つわりもおさまってくる人が多いかと思います。安定期、という名の通り、一般的には妊娠中でもっとも体調が安定している時期です。この時期からが、体重管理の第一関門です！

　つわり時期の延長で、偏った栄養や、食べづわりのダラダラ食べ続ける食生活に流されないよう、調理方法を工夫したり、適度に体を動かしたりして、楽しく体重の管理を行いましょう！

　つい油断しがちなのが、お腹が大きくなって、動くのがおっくうになってくる、出産直前の妊娠後期です。お散歩などの適度な運動は、いい陣痛がついてくると言われていますし、最後に油断しないように頑張りましょう！

　ご参考までに、妊娠中の体重増加の目安を載せておきます。あくまでご参考程度にして、正しい判断は、病院の先生などに、きちんと確認してくださいね。
　

マミィの場合、病院では「13kgまで増えて大丈夫」と言われていましたが、「食べづわり」だったので、つわりがおさまってきた妊娠初期の段階で、既に妊娠前から3kg増えてしまいました！

　安定期からは調理法を工夫し、順調に管理できていたのですが、35週の正期産の時期に入ったことで安心してしまい、最後の1ヶ月で体重はグングン増え、結局トータルで「16kg増」でした。

　何事もなく、無事出産できたのでよかったですが、次は頑張ろう！と思いました。

　出産後は、妊娠中の調理方法が身についていたので、そのまま規則正しい3食と適度な運動の健康ダイエットに突入し、1年かけて15kg戻しました！

　妊娠中の体重管理（特に調理方法）は、出産後のダイエットや、赤ちゃんの離乳食作りの際にも役立つことばかりなので、妊娠中から、しっかり身につけておくことをオススメします！

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