NHKのTVディレクター井上恭介さんの「ヒロシマ―壁に残された伝言」をご紹介します。

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ヒロシマー壁に残された伝言

ヒロシマー壁に残された伝言

書籍名:ヒロシマー壁に残された伝言
著者:井上恭介
出版社:集英社
ISBN:4087201929
発売日:2003年 07月
価格:693円


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広島市の小学校の、剥げ落ちた壁の奥に、白墨で書かれた伝言が見つかった。それはかつて原爆資料館にも展示されていた菊池俊吉氏撮影の「被爆の伝言」写真の、その原物が、二〇世紀の末になって再び人々の前に現れた奇跡の瞬間だった。著者はNHK広島放送局のディレクターとして取材を始める。一九四五年八月、辛うじて倒壊をまぬがれた袋町国民学校は、被災者の救護所として使用された。安否をたずね、消息をしらせる短い伝言。長い年月を凌いできた縁者が、初めて直に伝言に向き合う一瞬。半世紀を経て蘇る「あの日」。覇権とテロのせめぎあう時代に、改めてヒロシマを問う。

 【目次】 序章 重なった奇跡/第1章 写真家が見たヒロシマ/第2章 幻の姉に出会えた/第3章 児童を殺した教師たち/第4章 新発見、迷路をたどるように/第5章 親と子/第6章 伝言との対面/第7章 そして残されたもの/終章 テロと戦争の時代に/あとがき 三年後の出来事

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